医療費の準備できてますか?

医療費の準備できてますか?

免疫療法の最大の問題は医療費

何年か前の話になりますが、ある雑誌で免疫療法の特集記事を読みました。その雑誌は経済、政治、凶悪事件など、難しい話も一般の人に分かりやすく解説している堅い雑誌で、内容については信用できる書籍だと私は思っています。子宮ガンや若年性アルツハイマー、エイズなど医療に関する記事も時々出ています。免疫療法とは、自分自身の免疫細胞を使う治療法で、がん患者などに試されています。家族ががんに冒されたことがある人なら聞いたことがあるのではないかと思います。自分自身の細胞を使うので拒絶反応がなく、免疫細胞を増やすということで、一見効果がありそうな気がしますが、現実はなかなか芳しい結果が出ておらず、現在でも最終手段のような位置付けです。その記事は10ページ以上にもわたる長い内容でしたが、要するに免疫療法により、医者にも見離されていた末期がん患者が奇跡的にがんを克服した、というような内容でした。もしも大切な家族をがんに冒されていて余命まで宣告されている人が読んだら、きっと藁にもすがる思いで試してみたいと思うのではないでしょうか。

もちろん拒絶反応もなく、これといった副作用もないのであればダメ元で試してみるのもひとつの方法だと思いますが、問題は医療費です。免疫療法は全額自己負担であり、しかもほんの何回か試しただけでは効果が分かりづらいため、数百万円の出費を覚悟しなければなりません。それでも望みがあるのなら賭けてみたいと思う人もいると思いますが、なぜ自己負担であるか考えてほしいのです。治験によりそれなりの効果が出ていれば、厚生省が有効な治療方法と認め、保険治療ができるはずです。認められていないのは、いまだはっきりとした効果が出ていないからに他なりません。がんは保険治療である抗がん剤や放射線治療ですら、完治は難しいと言われている病気です。がんが小さいうちに切除してしまうのが確実な治療方法です。他の治療方法をすべて試した上で、するべきことがなくなった時、免疫療法を試してみるか、あるいは他の治療と並行して行なうべきではないかと思います。

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